第46回インターアクト地区大会に参加しました。

2023年07月31日

地区大会の様子です。

 第46回インターアクト地区大会は、7月29日(土)・30日(日)に鳥取市にある「とりぎん文化会館」で行われました。このインターアクト地区大会は、鳥取・岡山・島根の3県からインターアクトクラブ員が約80人、顧問の先生が約30人、ロータリークラブの方が約30人の合計140人くらいが集まって研修をします。今年は、5年に1回の鳥取がホストになる大会で、ホスト校は鳥取敬愛高校、ホストRCは鳥取ロータリークラブ、大会テーマは「砂丘とSDGs ~未来につながる環境問題~」です。新型コロナウイルス感染症が法律上で第2類から第5類に移行したことで、すべてをコロナ禍前に戻しての開催になり、本校からは生徒3名と顧問2名が参加しました。

乾燥地研究センター 29日(大会初日)、7時に本校を出発。10時前に鳥取市に到着しました。受付後、11時から開会式がスタート。式後に顧問教師の表彰(私事ですが顧問歴20年で表彰されました)、記念撮影と順調に進みます。

 昼食後は、「基調講演」です。鳥取大学長の中島廣光先生の挨拶のあと、同大学の乾燥地研究センター長の辻本 壽先生が『乾燥地研究センターの取り組み』という演題で講演されました。鳥取砂丘を目の前にする大学ならではの興味深い講演でした。

 続いては「体験学習(エクスカーション)」です。バスで移動して乾燥地研究センターと砂の美術館に向かいます。乾燥地研究センターでは、世界の乾燥地の砂について展示があり、そこで生きる動植物についても研究されています。また、黄砂の発生から日本へ届くまでの経路、土地や人体に及ぼす影響などの説明もありました。砂の美術館は、文字通り、砂で造った芸術作品(砂像)が展示されていました。今回は「エジプト編」で、ピラミッドやスフィンクス、巨大な像を砂で固めてリアルに再現されていました。

 班別会議美術館から300メートルくらい歩くと砂丘会館があり、そこで班別会議がありました。5つの班に分かれて、エクスカーションについての意見交換や砂を利用したSDGsへの取り組みについて話し合いました。

 1時間ほどで班別会議が終わると夕食になります。夕食後にナイトウォーク(砂丘を「ぶら散歩」)がありました。この日の日没は19時10分。鳥取砂丘で有名な「馬の背」の沖合いに夕日が沈んでいきます。生徒たちは履いていた靴を手に持ち、砂に足をとられながらも猛ダッシュで馬の背に向かって走って行きます。「青春の一場面」を見るようでした(若いっていいねぇ)。日没後には漁火がきれいでした。

 再びバスに乗って宿泊場所に戻り、大会1日目が終了しました。

体験発表 大会2日目は「記念講演」と「全体会(体験発表)」です。記念講演では、株式会社タシマボーリングの田島大介さんが、アフリカ大陸で井戸掘り(ボーリング)を現地の人たちとやったことを話されました。言葉も気質も違うアフリカの人たちと、根気強くコミュニケーションをとりながら、水が出るかどうかもわからない井戸掘りに挑戦するのは、気力と体力を極限にまで持っていくことになる興味深いものでした。全体会(体験発表)では、5つの高校(出雲北陵・石見智翠館・倉吉北・岡山学芸館・倉敷)が、インターアクトクラブの活動の中でそれぞれに経験・体験したことを発表しました。本校はコロナ禍(ここ2・3年)での活動がほぼ皆無だったので、令和3年7月豪雨の際に、災害復旧支援活動に参加した時の体験を発表しました(写真は体験発表をする本校生徒)。

 全体会の後は閉会式です。昼過ぎには2日間の研修が終了しました。昼食をとり、出雲へ向かって車を走らせ、高校に到着したのは16時前でした。

 今回の地区大会は1泊2日の完全対面型になり、コロナ禍前に戻したかたちでしたが、感染症予防にもしっかり対応がなされていてとても良い研修ではなかったかと思います。来年の地区大会は岡山県であります。